今、注目されているカーグッズは、思わぬ交通事故やニュースなどで取り上げられている迷惑運転の状況を録画してくれる「ドライブレコーダー」です。
ドライブレコーダーの装着率はまだまだ低く、「次、車を乗り換える時にでも?」と、思われてる方も多いようですが、今回は、現在乗っている車にあまりコストをかけずに、最低限の性能を持ちながら価格もおさえたハイコスパモデルをご紹介。
低価格でもドライブレコーダーはここにこだわる!
画素数と解像度
万が一の時のために、大きな証拠として記録できるドライブレコーダーは、「状況を撮影できているか?」「相手のナンバーを撮影できてるか?」が重要です。
ドライブレコーダーはカメラで撮影しているので、カメラ性能を最優先して選び、スペックでは「解像度」と「画素数」をチェックしておきます。ドライブレコーダー選びの最低限のスペックでは、解像度「1920×1080(フルHD)」、画素数は「200万画素」以上を目安に選ぶのがベストです。
広角レンズ搭載
死角のない映像を記録するためにも、「120°以上」の広角レンズ搭載モデルがベスト。
HDR(ハイダイナミックレンジ)搭載
日中天気のよい時の逆光下や明暗差が大きいトンネルの出入り口、また夜間の撮影時に生じる黒つぶれや白とびを抑え、より明瞭な映像を記録します。
LED信号対応
一般的なドライブレコーダーは、パラパラ漫画のようにフレームレート(fps)毎秒30コマで動画を記録しています。
そして、LED信号も50Hzの東日本地区ではおよそ毎秒100回、60Hzの西日本は毎秒120回ほどの目に見えない速さで点滅していますので、フレームレート毎秒30コマで記録しているカメラは、西日本地域では30の倍数の120回点滅が同調すると、信号が消灯してるように写ってる場合があります。
ドライブレコーダーを選ぶ時には、「LED信号対応モデル」を選ぶのがおすすめです。
エンジンオン・オフ連動
最近のモデルは、ほぼエンジンと連動する機能が備わっていますが、ドライブレコーダーを選ぶ時には必ずチェックしておく機能のひとつです。
スイッチの入れ忘れによる録り逃しを防ぐには、エンジン始動で連動するシガーソケットへ対応や、専門的な配線技術が必要ですがアクセサリー電源に対応したモデルを選び、一度ドライブレコーダーを取付けた後はスイッチを入れる手間もなく、万が一の事故に備えられます。
その他の機能
Gセンサー
・イベント記録などの際に衝撃を検知して、上書きされないように別のファイルを作り動画を保存してくれます。
・地デジノイズ対策
カーナビの動作や地デジの受信機器に影響を及ぼさないようノイズ低減設計を施しています。
参考までにハイスペック機を見てみよう!
車を買い替えたばかりの方は、これから長くドライブレコーダーを使用することを考慮して、ハイスペック機を視野に入れて選ぶのもおすすめです。
ハイスペック機の市場では、「ユピテル」「コムテック」「ケンウッド」の3社が、各ユーザーに合うようにそれぞれの特徴を活かした商品を発売しています。
ユピテル DRY-ST5000C
参考価格
ユピテル DRY-ST5000C
記録方式
・常時録画
・イベント記録
・手動録画
・駐車録画 ※1記録媒体
microSD
8~32GB対応
モニターサイズ
2.0型
フルカラーTFT記録解像度
HD
1920×1080
記録角
対角130°
水平108°垂直56°撮像素子
300万画素
HDR
対応
LED信号対応
対応
Gセンサー
対応
ノイズ対策
対応
GPS
対応
手動録画
対応
音声録音
ON/OFF可
映像再生方法
本体
専用ビューア
Windows Media Player
付属品
・microSDカード 8GB
・シガープラグコード 4m
・取付ブラケット
標準機能は装備し、付属のmicroSDカード8GBの使用で、解像度「HD(1920×1080)」の撮影が約50分できる『ユピテル DRY-ST5000C』
初期設定ではカードが容量に達すると全て上書きしてくれますが、「上書き禁止」や保護していないファイルだけ上書きする「常時録画上書き」など、上書きモードの変更も可能になっています。
通常の録画は「Nomal Rec」フォルダへ、イベント発生時の録画は「Gsensor Rec」フォルダに、手動録画は「EVSW」フォルダに分類され、イベント発生録画は8GBのカードで最大16件保存してくれます。
エンジンON時はシガーライターから電源を供給でき、オプションの充電型マルチバッテリー「OP-MB4000」や、バッテリーから電源を供給する電源ユニット「OP-VMU01」を取りつけることで、エンジンOFF時でも最大約12時間の駐車録画に対応。
シンプルに画質と必要な標準機能を求めたい方におすすめのモデルです。
ユピテル DRY-ST5000C
※電源供給をバッテリーから直接つなぐモデルは「DRY-DT5000D」になります。
コムテック HDR-352GH
参考価格
コムテック HDR-352GH
記録方式
・常時録画
・イベント記録
・手動録画
・駐車録画 ※1記録媒体
microSDHC
4~32GB対応
モニターサイズ
2.7型
フルカラーTFT記録解像度
HD
1920×1080
記録角
対角168°
水平136°垂直70°有効画素数
約200万画素
HDR
対応
LED信号対応
対応
Gセンサー
対応
ノイズ対策
対応
GPS
対応
手動録画
対応
音声録音
ON/OFF可
映像再生方法
本体
専用ビューア
Windows Media Player
付属品
・microSDHCカード 8GB
・シガープラグコード 4m
・ステー固定用両面テープ
・ステー角度調整用六角レンチ
・脱脂クリーナー
・コードクランプ
標準機能を装備し、付属のmicroSDHCカード8GBの使用で、解像度「HD(1920×1080)」の撮影が約90分できる『コムテック HDR-352GH』
初期設定では、常時録画70%、イベント録画(衝撃録画/マニュアル録画)20%、駐車監視衝撃録画10%に領域が分かれ、イベント録画の割合を10%、20%、30%から変更ができ、イベント録画の上書き禁止設定をしておけば、大事なファイルを保存でき、録画フォルダは日付ごとに自動で作成されます。
『HDR-352GH』に、対応しているレーダ探知機を使用することで、ドライブレコーダーの電源をレーダ探知機から供給させたり、レーダー探知機から操作を行え、今後、レーダー探知機も購入予定の方におすすめのドライブレコーダーです。
コムテック HDR-352GH
※電源供給をバッテリーから直接つなぐモデルは「HDR-352GHP」になります。
ケンウッド DRV-830
参考価格
ケンウッド DRV-830
記録方式
・常時録画
・イベント記録
・手動録画
・静止画記録
・駐車録画 ※1記録媒体
microSDXC
128GB対応
モニターサイズ
3.0型
フルカラーTFT記録解像度
WQHD
2560×1440
記録角
対角144°
水平132°垂直70°撮像素子
約400万画素
HDR
対応
LED信号対応
対応
Gセンサー
対応
ノイズ対策
対応
GPS
対応
手動録画
対応
音声録音
ON/OFF可
映像再生方法
本体
専用ビューア
Windows Media Player
付属品
・microSDHCカード 16GB
・シガープラグコード 4m
・取付ブラケット
付属のmicroSDHCカード16GBの使用で、フルハイビジョンの約1.8倍の高解像度で記録する「WQHD(2560×1440)」の撮影が約1時間20分できる『ケンウッド DRV-830』
SDカードスロットを二つ搭載させ、microSDXCに対応しているので最大容量128GBのカードを2枚使用すれば、スロット1から2へのリレー録画ができ、21時間20分の長時間録画も可能になり、業界トップクラスの高画質と長時間録画を両立したモデル。
・スロット2は常時録画のみ。
常時録画中に録画ボタンを押すことで、 上書きされない動画データとして残せ、SDカード寿命告知機能など細かな機能にも対応し、画像処理技術の範囲で、「前方衝突警告」「車線逸脱警告」「発進遅れ警」など、運転支援機能として運転もサポートしてくれます。
機能性はもちろん、画質や長時間録画、3.0型ディスプレイの視認性と操作性など、ワンランク上のドライブレコーダーを求める方におすすめです。
ケンウッド DRV-830
コスパで選ぶドライブレコーダーはどれを選ぶ?
ネットショップではドライブレコーダーの価格が2千円台~発売され、価格を重視する方は低価格で購入することもできます。
ですが、さまざまな運転トラブルや事故の状況を、動画という形でサポートしてくれるドライブレコーダーには、なるべく状況に近い撮影をしてもらうことが本来の目的です。
価格も優先しながら、今ドライブレコーダーを選ぶのに適した機能として、逆光や夜間の撮影に強い「HDR(ハイダイナミックレンジ)搭載」と、交差点の撮影に強い「LED信号対応」の、二つの機能は搭載しておきたいところです。
低価格帯には少ない性能の高さが詰まった、本当のコストパフォーマンスモデルをご紹介。
コムテック ZDR-012
参考価格
コムテック ZDR-012
記録方式
・常時録画
・イベント記録
・手動録画
・駐車録画 ※1記録媒体
microSDHC
4~32GB対応
モニターサイズ
2.3型
フルカラーTFT記録解像度
HD
1920×1080
記録角
対角135°
水平109°垂直570°有効画素数
約200万画素
HDR
対応
LED信号対応
対応
Gセンサー
対応
ノイズ対策
対応
GPS
非対応
手動録画
対応
音声録音
ON/OFF可
映像再生方法
本体
専用ビューア
Windows Media Player
付属品
・microSDHCカード 8GB
・シガープラグコード 4m
・ステー固定用両面テープ
・ステー角度調整用六角レンチ
・脱脂クリーナー
※12V車専用モデル。
現在、アマゾンでも1番人気、家電量販店でも入荷未定で、ハイコストパフォーマンス機として注目を集めてる『コムテック ZDR-012』
8GBのmicroSDHCカードが付属し、「フルHD 1920×1080」で約100分、microSDHC32GBまで対応し「フルHD 1920×1080」で3時間40分の長時間録画も可能になっています。
常時録画は「NOMAL」フォルダ、イベント録画で衝撃データは「GSENSOR」フォルダへ、イベント録画でマニュアル録画は「MANUAL」フォルダに分類され、イベント録画の割合を10%、20%、30%から変更ができる機能が特徴になっています。
鮮明な画質を記録する「HDR」と、HDRより鮮明さは落ちますが自然な色味で記録する「WDR」の選択ができ、状況に応じた画質補正ができるようになっています。
横58mm、高さ57mmのコンパクトサイズで、性能は落とさない最低限の機能を搭載させた、シンプルモデルをお探しの方におすすめです。
コムテック ZDR-012
オウルテック OWL-DR04-BK
参考価格
オウルテック OWL-DR04-BK
記録方式
・常時録画
・イベント記録
・手動録画
・静止画記録記録媒体
microSD
4~32GB対応
モニターサイズ
2.4型
フルカラーTFT記録解像度
HD
1920×1080
記録角
広角156°
有効画素数
約300万画素
HDR
対応
LED信号対応
対応
Gセンサー
対応
ノイズ対策
対応
GPS
非対応
手動録画
対応
音声録音
ON/OFF可
映像再生方法
本体
PC
付属品
・microSDカード 8GB
・シガープラグコード 4m
・ベースブラケット
横62mm、高さ63mmのコンパクトサイズで、「HDR(ハイダイナミックレンジ)」「LED信号対応」を搭載した『オウルテック OWL-DR04-BK』
8GBのmicroSDカードが付属し、「フルHD 1920×1080」で約1時間、32GBのmicroSDカードを使用すれば、「フルHD 1920×1080」で約4時間の録画が可能になっています。
GPS、駐車録画には対応していませんが、156°の広範囲を記録してくれるので、対向車や側道から出てくる車両もしっかり撮影する事ができ、常時録画は「MOVIE」フォルダ、イベント録画は「RO」フォルダに分類され、パソコンが「mov」ファイルの再生ができればパソコン試聴もでます。
衝撃を感知した時の「Gセンサー」、いざという時に役立つ「手動録画」など、カメラ性能だけではなく最低限の機能性をもつ、コスパの高いシンプルモデルをお探しの方におすすめです。
オウルテック OWL-DR04-BK
PAPAGO GoSafe130
参考価格
PAPAGO GoSafe130
記録方式
・常時録画
・イベント記録
・手動録画
・静止画記録
・駐車録画 ※1記録媒体
microSDXC
8~64GB対応
モニターサイズ
2.0型
フルカラーTFT記録解像度
HD
1920×1080
記録角
広角140°
水平110°垂直62°有効画素数
約300万画素
HDR
対応
LED信号対応
対応
Gセンサー
対応
ノイズ対策
対応
GPS
非対応
手動録画
対応
音声録音
ON/OFF可
映像再生方法
本体
専用ビューア
Windows Media Player
Mac OS X 10.X以降
付属品
・microSDHCカード 16GB
・シガープラグコード 3.5m
・ベースブラケット
こちらも、コンパクトな横54mm、高さ55mmのサイズながら、300万画素フルHD高画質に対応した『PAPAGO GoSafe130』
16GBのmicroSDHCカードが付属し、「フルHD 1920×1080」で約2時間50分、カードスロットはmicroSDXC 64GBに対応し「フルHD 1920×1080」で11時間40分の長時間録画も可能になっています。
「HDR」「LED信号対応」はもちろん、速度制限標識警告、出発遅延警告、ドライバー疲労警告、ライト点灯忘れ警告などの安全運転機能(ON/OFF可)も搭載し、Mac OSに対応した動画管理ソフトが用意されているのもめずらしいドライブレコーダーです。
GPSは非搭載(オプションあり A-JP-RVC-2)ですが、画質と録画時間、使いやすい画面操作にこだわる方におすすめです。
PAPAGO GoSafe130
※GPSアンテナ同梱タイプ『GS-D11-GPS16』も発売されています。
PAPAGO GoSafe372V2
PAPAGO GoSafe372V2
記録方式
・常時録画
・イベント記録
・手動録画
・静止画記録
・駐車録画 ※1記録媒体
microSDXC
8~32GB対応
モニターサイズ
2.0型
フルカラーTFT記録解像度
HD
1920×1080
記録角
広角130°
水平110°垂直86°有効画素数
約350万画素
HDR
対応
LED信号対応
対応
Gセンサー
対応
ノイズ対策
対応
GPS
非対応
手動録画
対応
音声録音
ON/OFF可
映像再生方法
本体
専用ビューア
Windows Media Player
Mac OS X 10.X以降
付属品
・microSDHCカード 16GB
・シガープラグコード 4m
・ベースブラケット
セパレートタイプの「PAPAGO GoSafe372V2」と比較して、撮影広角が10°狭くなりますが機能はほぼ同じで、モニターサイズが2.7インチと大きく、画素数350万とスペックも上がり、ルームミラーとドライブレコーダーが一体型になった『PAPAGO GoSafe372V2』
16GBのmicroSDHCカードが付属し、「フルHD 1920×1080」で約3時間、microSDXC 32GBを使用すれば「フルHD 1920×1080」で3時間の録画も可能になっています。
常時録画は「PAPAGO\VIDEOS」フォルダへ、緊急録画は「PAPAGO\EMERGENCY」フォルダへ、静止画撮影は「PAPAGO\PHOTOS」フォルダへ録画ファイルが分類され、Windows/Mac対応の動画再生用ソフトも用意されています。
ルームミラー一体型タイプで、「HDR(ハイダイナミックレンジ)」「LED信号対応」が搭載されてるタイプはめずらしく、視界を確保できるワイドミラーにヘッドライトの反射を低減する防眩加工済みなど、ルームミラーとしての機能もしっかりしたモデル。
フロントガラス周りをシンプルにしたい方で、性能を落とさないルームミラー一体型ドライブレコーダーを探してる方におすすめです。
また、画素数200万画素「SONY製 Exmor CMOSセンサー」を搭載した兄弟モデル『GoSafe 268』も発売されています。
PAPAGO GoSafe372V2
・GPS対応にはオプション「A-JP-RVC-2」が必要になります。
SDカードの寿命
SDカードは消耗品になり、およそ1日2時間程度の使用で2年の寿命と言われています。ご使用の頻度により寿命は変わってきますが、初期フォーマットをしてもエラーが頻繁に出る時は交換の目安になります。
ドライブレコーダーランキング
各ネットショップによって売れ筋が全く違うので、ご予算とスペックを色々と比較してみると、必要な機能が見つけやすくなると思います。
※各ドライブレコーダーのスペック等は当サイト調べです。
詳しくはメーカーホームページなどをご参照ください。